目黒で働いています

株式会社Carionsの山下です。

自分の心の小さな声に耳を傾けるということ

僕の両耳を支配した会話

喫茶店で本を読んでリラックスしていた。

そこに40代くらいの花子(仮)と雪子(仮)の2人がやってきた。

僕の両耳は花子と雪子の会話に終始支配される。

 

花子と雪子はそれぞれ個人事業主としてフリーで働いている。

あまり詳しくはわからないし、書けないが、

旅行ツアーなどを彼女たちが企画して、

ブログ・SNSで広報+集客して実際に彼女たちが同行するビジネスをしているようだ。

 

花子は悩んでいて、雪子に相談をもちかけている。

花子と雪子が企画するツアーはいつも人気で、

それを聞いた運子という人が「ツアーを企画するから手伝って欲しい。」

と花子に持ちかけた。

花子は乗り気ではなかったが付き合いもあるので

しぶしぶ、ブログでの広報・集客などを手伝った。

しかし結果的に企画は失敗して収益も出ず、骨折り損になった。

花子はこれまでお金をモチベーションにしていなかったものの、

苦労をしたのにお金がもらえなかったことにもやもやしていた。

 

それを聞いた雪子が花子にこんなアドバイスをした。

「もう答えはでてるじゃん。

そもそも、今回の企画を広報する花子のブログには想いが全然乗ってなかったよ。

いつも花子の企画が人気な理由は花子の想いが乗っているからなんだよ。

みんなその想いに共感して、参加したくなるんだよ。

だから自分の心の小さな声に耳を傾けてみなよ。」

 

雪子の結論としては、花子がやりたくないことに手を出したから

モチベーションも上がらず、結果もついてこなかった。

つまり、もうやりたくないことはやらなくてもいい。ということだった。

 

横にいた僕は

雪子の「自分の心の小さな声に耳を傾けてみなよ」

という言葉に心を打たれた。

 

自分の心の小さな声に耳を傾けている人

僕はテレビをほとんどみない。

でもYOUTUBEを見る事が多い。

そして、最近ある1人のYOUTUBERに熱中している。

 ジョーブログだ。

 

www.youtube.com

 

時間のある方は他の動画を見て欲しい。

僕と同い年の25歳の彼はYOUTUBE上に

様々な動画をアップロードしている。

 

アメリカを無一文で横断したり、

スラム街を訪れたり、

南米をバイクで縦断したり

西成のホームレスにお金を渡したりしている。

 

 


【神回】電車内で想いを叫んでみた

 

本当にすごい。

 

僕がこのジョーブログに惹かれる理由はただ一つで

”やりたい”という想いにただ素直に耳を傾けて

自ら実行しているところだ。

 

彼が将来、何になりたいのか、何を目指しているのかはわからない。

政治家かも知れないし教師かもしれない。

けどそんなことどうでもよくて、

彼はひたすら目の前のやりたいことにチャレンジしている。

 

そんな信念が動画から伝わってくるからこそ、

その信念が伝染して、一つの動画あたりの平均再生回数が

約40万回くらいになっているのだと思う。

 

喫茶店で人の話に耳を傾けている場合じゃないと思った。

これから僕は自分の心に耳を傾けて実行していく。

 

雪子、ありがとう。

 

【ブログの目的】銀座で働く163cm.

2017年もよろしくお願いします

新年、あけましておめでとうございます。

 

今回の年末年始は実家である神戸に帰省せず

東京で高校サッカーをひたすら現地観戦するという過ごし方をした。

いつもテレビで見ていた高校サッカーを現地で見れて幸せだった。

初夢もサッカーをしている夢だったので

今年こそは、1年ほど苦しめられ続けている足の親指の巻き爪を治したい。

そしてサッカーがしたい。

 

2017年の抱負

2016年を振り返ると

東京にも仕事にも、もう少し慣れるかなーと思っていましたが全然慣れない。

わからないことと出来ないことだらけで日々自分のしょぼさを痛感していて

今年はもっと精進したいな〜と思う。

 

ということで2017年の抱負は

”巻き爪を治す”にしたい。

 

ブログを書く目的について

2016年の11月末にこのブログを書き始めてから

「毎週、1つ書く」と決めて現在7つの記事を書いた。

その中で友達や先輩、新しく知り合う人とも

ブログについての話をする機会が多くなった。

 

その際に

「そもそもなんでブログ書いてるの?」

「何のテーマで書いていきたいの?」

と聞かれることがとても多い。

 

元々、

その瞬間に感じたことや学んだことを書いていこうかな〜

くらいのふんわりとしたテンションで始めたので

読んでくださっている方からすると

このブログがどのような目的で書かれているのか。

が伝わりづらくなっているんだなと気付いた。

 

ブログを書く目的

ふんわりとスタートしたこのブログだったが

書いているうちに、少しずつ目的が明確になってきた。

 

◯アウトプットの場にしたい

読書をしたり、面白そうなイベントに参加したり

社内外の人と飲みに行ったりする中で様々なことを感じ、学ぶ。

でもそこでインプットした内容ってほとんど実行できなかったり

実行できないどころか忘れたりすることが多い。

せっかくインプットしたことも忘れてしまっては

行動も結果も何も変わらない。

だからこそ、自らへの備忘の意味で

経験や思考、感情を整理してアウトプットしていきたい。

 

そして、そのアウトプットした内容を読んだ誰かが

少し笑顔になったり、考えるきっかけになったり、心に残ったりしたら嬉しいと思っている。

 

 

今後の方向性について

結論、テーマは絞らない。

日々の経験から感じたことや学んだこと、小ネタまで幅広くライトにかいていきたい。

 

これからもよろしくお願いいたします。

 

 

もしも織田信長が渋谷のベンチャー企業の社長だったら。

 

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明:信長さん。僕、会社やめます。

       もうついていけません。

 

信:なぜだ光秀。

        一緒に天下一を目指そうと約束したではないか。

  それにもう上場は目の前だぞ。

       こんな時にCTOであるお前が抜けては困る。

 

明:もう限界なんです。

 

信:何が限界なんだ?

 

明:信長さんはいつも戦略を1人で決めちゃうし、

       給料安いし。

 

信:給料はごめん。

 

明:それに、

  「俺は桶狭間の戦いでたった5000人の軍隊で
  25000人の今川軍を倒したんだぞ」

    という話を聞くのはもううんざりなんです。

 

信:そうか...

 

明:「俺が日本で初めて鉄砲を使ったんだ!」

  という自慢も聞き飽きました。

 

信:ごめん...

 

明:何より、信長さんが勝手に楽市楽座を始めたせいで

    競合がたくさんできてしまったのに、

    信長さんは気にも留めず、鉄砲の練習ばかりしてるじゃないですか。

 

信:スタートアップだから仕方ないじゃん。

   

明:大企業が類似サービスを出してきたらどうするんですか。

 

信:それは後で考える。

 

明:それでは遅いんです

 

信:ごめん

 

明:ホトトギスの件も許せません。

  僕がオフィスの片隅で大事に育てていたのに、

  ”鳴かないから”という理由で殺しちゃったし。

 

信:ごめん。 鳴くまで待てばよかったよな。

 

明:信長さんはいつもそうです。

  もう限界です。

 

    今まで ありがとうございました。

 

信:待ってくれよ

 

明:もう他のメンバーを連れて辞めます

 

信:勘弁してよ...

 

 

次の日、明智光秀は仲間を連れて、渋谷を後にした。

残された織田信長は上場を目前にして、大切な仲間を失ってしまった。

これが後に 本能寺の変 となる。

 

【リクルート用語】リクルート用語だらけの桃太郎

  

むかしむかし、あるところにおじいさんとおばあさんが住んでいました。

 

おじいさんは上期のキックオフに、おばあさんはオフィス街にビル倒しをしに行きました。

 

おばあさんがビル倒しをしながら、担当者とよもやまをしていると、

川上から、

 

「バイトするならタウンワーク

バイトするならタウンワーク!」

 

と大きな桃が流れてきました。

 

おばあさんは桃をサウスに持って帰って、

マネ会でMTGをしていると、桃がまっぷたつに割れて、

中から圧倒的当事者意識を持った男の子が出てきました。

 

子供のいないおじいさんとおばあさんは

 

「まだここにない出会い!」

 

と大喜びで、スーモくんと名づけました。

 

おじいさんとおばあさんは

「フィジビリで育ててみよう!」

と決め、毎日 WILL CAN MUST 面談をしながら大事に育てました。

 

大きくなったスーモくんは

おばあさんに

「お前はどうしたいの?」

と尋ねられました。

 

すると、スーモくんは

「鬼ヶ島にいって鬼を征伐したいです!」

と目標を宣言しました。

 

「言ったからには必達ね!」

とおばあさんはまるっときびだんごを作りました。

 

鬼ヶ島に向かう途中、

確動性の低そうな犬が出てきて

「わたしはいまいま、きびだんごが欲しいです。一緒にテルクリしましょう」

と声をかけてきました。

 

次にラポールの上手い猿が来て

「壁打ち相手になるので一緒にNEWRINGに出ましょう」

と声をかけてきました。

 

今度はリモートワーク中のキジが飛んできて

「きびだんごをサク飯で食べたいです」

と声をかけてきました。

 

スーモくんは

「やるやらは別にして、鬼を成敗することがそもそも大事」

と言いました。

 

犬、猿、キジの3匹はすーもくんの家来になりました。

 

スーモくんは鬼にアポを取り、船に乗って鬼ヶ島に向かいました。

 

鬼ヶ島で酒盛りしているガテン系の鬼に 

犬はリクナビの求人数をエビデンスに、売り手市場であるけれど”鬼”の需要はないことをアピール

猿はゼクシィからカップルの写真を切り抜いて、”幸せ”について5時間弱説きました。

そしてキジはホットペッパーから割引のクーポンを取り出し、もし仲間になったら美味しいお店に連れていく約束をしました。

 

スーモくんは金棒の持った鬼をクロージングするために、

「もう悪いことはしないか?」

と聞くと 

鬼が

「もうしません」

と言ったので、

鬼が島をM&Aすることを決意しました。

 

スーモくんから連絡を受けたおばあさんは

ヨミ表をAヨミに変えました。

 

こうしてスーモ一行は

自ら機会を創り出し、その機会によって自らを変えましたとさ

 

めでたしめでたし

 

>>リクルートに転職したい方向けに【評判や年収・人気な理由をご紹介します】

 

 

あとがき

 

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はじめまして、山下達也です。

この記事を書いたきっかけは、当時「サイバーエージェント用語だらけの桃太郎」という記事が流行ったこともあり、サイバーエージェントに勤める友人と飲みながら「リクルート用語だらけの桃太郎も書けるんじゃない?」と盛り上がったことがきっかけでした。

そこから、リクルートグループ全体のLINEで「みんなのリクルート用語教えて」と投げかけ、たくさんの用語をかき集めた上で、この記事を書きました。

 

そして、Facebookに記事をアップロードすると、当時勤めていたリクルートスタッフィングの上司・先輩・同期にシェアされ、瞬く間に広がっていきました。

 

今、私は株式会社Carionsという会社を立ち上げて、20代の若手の方を中心に転職支援をしています。

起業したのも、この記事が1つのきっかけとなっていたりもします。

「自ら機会を創り出し、その機会によって自らを変える」を体現するような形となりました。

 

 

Facebook山下 達也 

経歴:リクルートスタッフィング出身の28歳

   国家資格キャリアコンサルタントを取得後、株式会社Carionsを設立

 

リクルートグループへの転職も支援しているので、気軽にメッセージください。

 

リモート転職:https://remote-tenshoku.jp/blog

 

 

人生は自己紹介の連続である

シェアハウスでの自己紹介

昨日、偶然にも2つのシェアハウスに訪問した。

どちらのシェアハウスも初めての訪問で

全員初対面だったため

自己紹介をする場面がたくさんあった。

 いま、何をされているんですか?

思えば、就職活動を始めて、

社会との接点を多く持つようになってから

現在の仕事での営業活動においても

常に自己紹介をしているな〜と気付いた。

 

でも、未だに「いま、何をされているんですか?」

という質問には少々戸惑ってしまう。

自己紹介が上手い人 

その中でも上手いと思う自己紹介は

過去、現在、未来の繋がりが端的にまとまっている。

 

・過去にどんな経験をして

・今どんなことをしているのか

・これからどんなことをしたいのか

 

この3つの要素が自己紹介に詰まっていると、

想い人となりが分かり非常に印象に残る。

 

 反対に「今、何されてるんですか?」

という質問に対して、 

「人材系企業で営業をしています。」

 と肩書だけで話してしまう僕は

何にも自己紹介できていないなと思った。

人生は自己紹介の連続である。

だからこそ、肩書や役職を伝えるのではなく

考えていること、行動していること、やりたいこと

は常に整理して想いや人となりが伝えられる

自己紹介がしたいと思った。

 

 

 

人を喜ばせるってめちゃくちゃ楽しい

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とあるイベントで出会った学生が主催している

TRIGGER2016というビジネスコンテストに行ってきました。 

 

TRIGGER2016とは、大学生のビジネスコンテストで、

約100チームから選ばれたファイナリスト5チームが

優勝賞金である100万円を賭けて、ビジネスプランを発表する場でした。

 

司会はNHKアナウンサーの堀 潤さん

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(びっくりするくらい場を回すのがうまい。 )

 

そして、

CROOZの小渕さん

クラウドワークスの吉田さん

SHOWROOMの前田さん 

など、超豪華メンバーが審査員を務めていました。

(出席予定だったDeNAの南場さんが欠席で残念‥.)

 

 ビジネスコンテストというものを初めて見に行ったので、

たくさんの気付きと学びがありました。

 

#TRIGGER2016

簡略化しすぎて、失礼があるかもしれませんが

出場していたファイナリスト5チームの簡単なサービス内容です。

 

インドネシアへの出張マツエクサービス

◯地方大学生向けのビジネススクール

◯高齢者のセカンドインターン

◯レンタルファッションサービス

◯栄養士による出張料理サービス

 

友人がプレゼンテーターとして出場していたり、

就活時代のインターンシップで考えていたビジネスモデルと近いものなどもあり、

とても楽しく見ることが出来ました。

 

 プレゼンテーターからのプレゼンの後、

 審査員からフィードバックがありましたが、

『そもそもこれは誰のためのサービスなのか。』『本当に儲かるのか。』

といった鋭い質問が飛び交っていました。

 

このサービスは誰を喜ばせるのか。 

 

中でも僕が一番印象に残ったのは、

『このサービスは誰を喜ばせるサービスなのか。』

という問いです。

 

スタートアップでは全ての人を喜ばせるのは難しい。

だからこそ"一点突破で 誰を喜ばせるのか” を徹底的に明確にすることが大切だ。

というお話でした。

 

人を喜ばせるってめちゃくちゃ楽しい

僕の幼なじみに人を喜ばせることが大好きな友人がいます。

 

彼は親友の誕生日にサプライズとして、

『公園に巨大スクリーンを設置して誕生日ムービーを流す』

という破天荒な企画を目論みました。

彼は巨大スクリーン、プロジェクター、発電機をレンタルしてきて

30人ほど集めた友人の前でムービーを上映しました。

 

それほど人を喜ばせることが好きです。

 

そして先日、そんな彼の誕生日に彼専用のLINEスタンプを作りました。

 

LINEスタンプを作ることは想像以上に大変です。

クリエイターを探して、

クリエイターにイメージを伝えて、

修正してもらって、文章を考えて、、

 

でも、僕は彼に喜んでもらうために必死になっていました。

 

喜ぶ人を想像すること

思えば仕事でも同じだなと思います。

むしろ仕事の醍醐味はここにあるんじゃないかなと最近感じています。

 

自分のお客様は何をしたら喜んでくれるのか。

喜ばせるためには何をしたらいいのか。

 

喜んでくれる姿を想像し、喜んでもらうために出来ることをする。

 

当たり前のことですが、つい見失いがちだなと思いました。

 

明日からまた頑張ろうと思います。

3年前、僕が絶望から奮起した話

3年前のちょうど今、僕はインターンシップに熱中していた。

 

あの頃からもう3年経ったと考えると

感慨深かったので、3年前から現在を振り返ろうと思う。

 

就活落ちた日本死ね

僕は2014年卒と2015年卒で2回就職活動をしている。

2回、就職活動をした理由は

就職先が1社もなかった」からである。

世の中のどの企業からも僕は欲しがられなかった。

まさに”保育園落ちた日本死ね状態だった。

 

いや、正確に言うと「就職したい!」と思える企業からの内定がもらえなかったので

2014年卒の就職活動を切り上げて、2015年卒の就職活動に切り替えた。

 

1回目の就職活動に失敗した原因は、無知と過信である。

公務員の家庭で生まれ育ったことも有り、

就職活動をするまで、企業との接点をほとんど持っていなかった。

知っている会社といえばTOTOとグリコくらいだったように思える。

 

そして企業に勤めている人と仕事の話をしたこともなければ、興味もなかった。

ただ、将来は自由になってどこかの島で自給自足の生活をしたいという

よくわからない夢を描いていた。

 

サッカーライターを目指して

大学3年生の頃は、文章を書くことが好き × サッカーが好き

というびっくりするくらい浅はかな動機でサッカーライターを目指していた。

雑誌で見つけた高額なセミナーに投資をして、真剣に目指した。

 

しかし、5回目くらいの授業で

実際に記者をしている人の話を聞く機会があった。

そこで「記者は孤独だ」ということに気付いた。

 

6歳からサッカーというチームスポーツを続けてきた僕にとって、

仲間の存在は非常に大きい。

仲間がいたからこそ苦しい時も心が折れなかったことがたくさんあるからだ。

 

だから、社会に出ても組織で働いていきたい。

天才な僕はそんなことに気づき、早々にサッカーライターを諦めた。

高額なお金をどぶに捨てて・・・ 

 

就職活動に真っ向勝負を挑んだ

それから通常の就職活動に切り替えた。

 

しかし僕は、なんの根拠もなく、

どこでも受かるだろうと確信していた。

 

蓋を開ければ、無い内定

 

当然の結果だったと思う。

 

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敵を知り己を知れば百選殆からず

という孫氏の言葉があるが、

僕は社会にはどんな企業があり、どんな仕事があるのかも知らず

自分がどんな人間で何をしたいのかを考えてこなかった。

 

もちろん妥協して、探せば内定を出してくれる企業はあったかもしれない。

でも嫌だった。

 

以前、Facebookでも書いたことがあるが、

「これでいいや」という妥協をしたくない。

「ここがいい!」と思える決断をしたい。そう思っていた。

そのためには今すぐに自分の進路を決められない。

僕はもう1年、就職活動をする決意をした。

 

反対する人がほとんどだった。

 

「留年した理由を必ず面接官に聞かれて不利になる。」

「どこにも受からなかった人だと思われてしまう」

「そもそも、もう1回やっても同じ結果になる」 

など散々言われた。

 

けど気持ちは固かった。

親に謝罪し、留年の許可を得た。

 

敵を知り己を知れば百選殆からず

そして、迎えた2回目の就職活動。

僕はたくさんの人と会った。

東京に行き、大学のOBにもたくさん会ったし、

先輩や友人に紹介してもらい、

様々な業界の先輩や内定者にお話を聞いた。

 

たくさんの人に会いたいと思ったし、

自分のちっぽけさを思い知りたかったのかもしれない。

 

そして自分ともたくさん向き合った。

毎日毎日、友人と壁打ちをしていたことを覚えている。

 

そしていくつかの企業と縁があった。

その中から今の会社を選んだ。

 

3年たったいま、改めて思うこと

 

本当にこの会社を選んでよかったと思っている。

今の仕事は大変だ。

人に振り回されるし、

目標に迫られて苦しくなるし

逃げ出したくなることもあるし、

拗ねることもあるし、腹が立つこともある。 

 

それでも2年目になってやっと

本当に自分の仕事の価値を感じる瞬間も出てきた。

僕はラッキーだ。

 

世の中には失敗なんて無いし、

失敗だと思っても次に活かせばいいだけなんだと思った。

本当にあの時、遠回りをしてよかった。

そして色んな人と会って敵と己を知ることで選択肢を広げてよかった。

 

そんなことを思った1日だった。