目黒で働いています

株式会社Carionsの山下です。

地方出身者は就職で東京に上京するべきだ

東京ってほんまにいいな!

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先日、地元である神戸のサッカーチームで一緒だった友人と会った。

彼は今、フリーランスとしてマーケティングの仕事をしている。

新卒で愛知で働いた後、福岡でフリーランスとして独立し

今年の1月から東京に出てきたということだった。

東京に出てきたのなら久しぶりに会おう!ということになり

共通の友人を交えて、新宿で飲むことになった。

 

居酒屋の座席に着いて

「久しぶり」という言葉の次くらいに彼の口から

 

「東京ってほんまにいいな!」

 

という言葉がキラキラとした笑顔とともに出てきた。 

 

彼曰く、東京には福岡より仕事の案件がたくさんあって

困っているお客さんもたくさんいるということだった。 

そして何より、色んな人と会えて刺激的だということだった。

 

東京のなにがほんまにええねん。

僕は生まれ育った関西が大好きだ。

関西弁も関西人の口の悪さも飴をくれるおばちゃんもたこ焼きも大好きだ。

いつか関西に戻りたいとも本気で思っている。

だけど就職のタイミングで東京に出てきて本当に良かったと思っている。

愛してやまない愛犬を実家に残してきていることを差し引いても

まだしばらくは東京にいたいという気持ちが今のところ強い。

 

それでも

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という問いへの答えを明確に言語化できていなかったように思える。 

 

LIFE SHIFTを読んで感じたこと

 

最近、リンダ・グラットンのLIFE SHIFTを読んだ。

読み進めていく中で、

・なぜ就職のタイミングで東京に出てきたかったのか。

・いったい東京に出てきて何が良かったのか。

ということを自分なりに昇華できた。

 

LIFE SHIFTで書かれていることは

僕の友人が簡単に書評を書いているので見ていただきたいのだが

 

ameblo.jp

 

一言で言えば

”寿命が100年くらいに伸びたから柔軟に生きようや” である。

 

中でも”スマート・シティ”に関する記述を読んで僕の考えはすっきりした。

 

2010年、世界全体の都市生活者の数は36億人だった。

2050年にはそれが63億人になると見られている。

これは、毎週130万人が都市に移り住む計算だ。

都市で暮らすこと、とりわけいわば

「スマート・シティ(賢い都市)」に住むことを望む人が増えている。

この点は今後もおそらく変わらない。 

 

と書かれている。

インターネットが発達したことで物理的な距離の重要性が低くなり

好きな場所で働いて暮らすという流れが強くなっていて

”遠さの弊害”はさほど大きな問題ではなくなったが

質の高いアイデアと高度なスキルの持ち主のそばに身を置くことの

重要性が高まっているので

”近さの価値”はむしろ高まっているということだった。

 

なるほどと思った。

  

実際、就職を機に2年前に東京に出てきてから

社内の人だけではなく、社外の人と会う機会を多く持った。

毎週末、ほぼ100%といってもいいほど社外の誰かと会った。

東京ではベンチャーで働いている友人、他業種の友人、起業家など

本当に色んな人に気軽に会うことが出来る。

その経験が僕にとって非常に刺激的であり

視野を広げてくれているなとも感じていた。

 

これこそが僕が東京に出てきたかった理由であり、

東京に出てきてよかったと思うことなんだと気付いた。

 

これからどうするのか。

やっぱりいつかは東京から出たい。

今置かれている東京という恵まれた環境でスキルや知識、仕事での人脈

友人や家族との良好な関係、多様性に富んだ人的ネットワーク、

自分への知識、新しいことへの柔軟性

などこれからの時代に求められるものを獲得したい。

そしてそこで獲得したものを武器に関西に戻りたいと思っている。

人生100年時代、残りの75年間を思いっきり楽しみたい。